米国では、食品包装における再生プラスチックの使用は認められており、米国食品医薬品局(FDA)が監督しています。具体的には、FDA傘下の食品添加物安全性室(Office of Food Additive Safety:OFAS)が再生プラスチックのリサイクルプロセスを評価し、食品への汚染物質の混入を招かないことを確認します。No Objection Letter(NOL:異議なし書簡)の取得は任意ですが、リサイクルプロセスの妥当性を示す肯定的な検証として強く推奨されており、業界での認知および市場参入の前提条件となることが少なくありません。
主な規制枠組みは以下のとおりです:
NOLとは、特定の再生プラスチックを食品接触用途に使用することについて、FDAとして安全性上の懸念がない旨を示す正式な回答書です。
設備メーカーがNOLを取得した場合、当該認証設備を使用する下流の製造事業者は、プロセスおよび意図する用途が当初申請と同一である限り、通常、新たなNOLの取得は不要です。
FDAは、NOL申請の対象となるリサイクルプロセスとして、主に以下の3種類を認識しています:
食品接触材料の製造工程で発生する工場内スクラップを、クローズドループシステム内で再処理するものです。これらの材料は適正製造規範(GMP)に適合している必要があります。
物理リサイクル(Physical Recycling)とも呼ばれ、粉砕、溶融、押出などの機械的手法を用います。ポリマー構造を変化させずに汚染物質を除去することを目的とします。
化学リサイクル(Chemical Recycling)とも呼ばれ、化学反応によりプラスチックをモノマーまたはオリゴマーに分解し、その後、精製および再重合を行って新たなプラスチック樹脂を製造します。
必要なデータは、再生プラスチックの意図する用途により異なります:
室温または冷蔵条件下で、特定の食品種(例:生の果物、野菜)に使用されるプラスチックに適用されます。必要データには、プロセスの説明、意図する用途の詳細、適合性試験報告書が含まれます。
高温滅菌を含む、すべての食品種に使用されるプラスチックに適用されます。この場合、リサイクルプロセスの除染効率を検証するため、チャレンジ試験(代理汚染物質試験:Surrogate Contaminant Testing)が必要となります。
一般的な手順は以下のとおりです:
再生プラスチック製品が米国FDA基準に適合していることの確認、またはNo Objection Letter(NOL)申請プロセスに関する支援が必要な場合は、お問い合わせください。
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